高市政権肝いりのペロブスカイト太陽光電池だが、一体どういうものなのか。
ペロブスカイト太陽電池は、特定の結晶構造(ペロブスカイト構造)を持つ材料を利用した日本発の次世代型太陽電池で、従来のシリコン製とは異なり、「薄い・軽い・曲がる」という特徴を併せ持つ。
ペロブスカイトは従来、灰チタン石を意味していたという。だがこの構造を持つ物質は灰チタン石だけにとどまらず、ペロブスカイト構造を構成する化学物質の組み合わせは多数あることから、近年ではペロブスカイト構造を持つ物質を総じて「ペロブスカイト」と呼んでいるのだ。

ペロブスカイト構造はこんな感じ
✅引用元:経済産業省資源エネルギー庁

日本の再エネ拡大の切り札、ペロブスカイト太陽電池とは?(前編)~今までの太陽電池とどう違う?
従来の太陽電池のデメリットを解決する新たな技術として、「ペロブスカイト太陽電池」が注目されています。これまでの太陽電池との違いやメリットについて、分かりやすくご紹介します。
ペロブスカイト太陽電池は、「発電層」「電極」「正孔(ホール)輸送層」「電子輸送層」で構成される。これはその他の太陽電池と同様だ。発電層(ペロブスカイト層)を中心に正孔輸送層と電子輸送層があり、一番外側に2つの電極が配置される5層のサンドイッチのような構造となっている。
これに太陽光が当たると、発電層で電子と正孔が発生し、その電子は電子輸送層を経由してマイナスの電極へ。一方正孔は正孔輸送層を経由してプラスの電極へ輸送される仕組みだ。こうした電荷の移動によって、電流が発生する(つまり電力が生じる)のだ。

✅引用元:塗って作れる! 将来を担う『ペロブスカイト太陽電池』の材料研究

塗って作れる! 将来を担う『ペロブスカイト太陽電池』の材料研究 - Laborify
はじめまして。大阪大学工学研究科応用化学専攻、博士後期過程2年の西久保綾佑と申します。薄膜型太陽電池の研究をしており、化学と物理の中間地点で研究しています。 太陽電池というと、多くの方は建物の屋根や空き地に設置されたゴツ...

