東京ベイエリアでは5月12日(日)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)の日程で、国際イベント「SusHi Tech Tokyo 2024」が開催されています。東京都主催のこのイベントには国内外のハイテク技術やアイディアが紹介されているほか、東京都も積極的に参加しており、ショーケースプログラムでゼロエミッション東京の実現に向けた普及啓発プロジェクト「あつまれ それぞれのHTT~電力をⒽへらす Ⓣつくる Ⓣためる~」と題した体験型ブースをシンボルプロムナード公園に出展。
楽しみながらHTT体験をしてもらうプログラムの中で、ベタだけれど目標電力に達するまでペダルを手で漕ぎ続けるというのがあって、それが参加者も主催者も一緒に沸いたりしていました。
プロムナードのショーケースプログラムが週末での開催に限っているのはここを訪れるファミリー層がメーンターゲットだからかも。啓もう活動というよりは、広く知ってもらう事を目標としている小・中規模のメーカーやスタートアップが多いせいか、会場内も和やかでのんびりした雰囲気です。
その中でも気になった2つのブースを紹介します。
一つはGROW。東京都はHTTに取り組む活動に加え、GREEN BIZ TOKYOという取り組みも行っているのですが、そちらに深く関連した企業で、サスティナブルな小規模ファーミング普及を目指すスタートアップで、ちょっとおしゃれなファーミングユニットを出展しています。
「手軽に収穫できる」というコンセプトもそうですが、一番の売りはユニットと一緒に販売する野菜苗たち。持続可能としているのは、種苗を都度購入するのではなく、食する分から次の栽培用に種をとり置き、それを植え付けて農業を行う、という点にあります。未来の住宅にはこうしたファーミングユニットが普通に備え付けられ、サスティナブルファーミングを行うのが主流になるかもしれません。
もう一つはUTAGE。こちらも、余った食材からクラフトビールを製造するスタートアップで、これまでもいくつかの会社とコラボレートして余ってしまった食材からクラフトビールを世に送り出しています。
例えば、災害時用の非常食として企業などが備蓄している乾パン。こちらにも消費期限があるわけですが、消費せずに済めばそれはそれでありがたいこと…とはいえ、消費期限を過ぎてしまったら廃棄するしかありません。そこで消費期限ぎりぎりのものを回収しそれを原料にビールを作りだす。これがUTAGEのビール、サスティナブル・クラフトビールなのですね。
UTAGEが作出するクラフトビールはすべてそうした食品から生まれたもの。
現段階では自社ブリュワリーをまだ持っていないので、クラフトビールの作出はどうしてもクラフトビールブリュワリーを持つ会社に頼らざるを得ないところはあるものの、来年にはそれも解消できそうな感じなのだとか。自社ブリュワリーを埼玉に計画中らしく、こちらは別途取材させてもらうお約束を取り付けました。
週末はプロムナード公園にお出かけしてはいかが?
フードコートでは屋台があってお祭り気分も味わえますよ。
イベント情報
SusHi Tech TOKYO
開催期間:2024年4月27日(土)~2024年5月26日(日)
公式HP:https://www.sushitechtokyo2024-sc.metro.tokyo.lg.jp/
instagram:https://www.instagram.com/sushitechtokyo_esg/
youtube:https://youtube.com/@sushitechtokyo_esg
GROW
運営会社:プランティオ株式会社
公式HP:https://grow-agritainment.com/
オンラインストア:https://store.grow-agritainment.com/
facebook:https://www.facebook.com/growbyplantio
instagram:https://www.instagram.com/grow_by_plantio/
X:https://x.com/grow_by_PLANTIO
youtube:https://youtube.com/@grow5255
UTAGE
運営会社:株式会社Beer the First
公式HP:https://utagebrewing.com/
オンラインストア:https://utagebrewing.com/collections/all-items
instagram:https://www.instagram.com/utage_brewing/