人は五感すべてで美しさや心地よさを感じるものです。とても雰囲気のよい見た目の美しい空間でも、嗅覚で何かを感じると、その印象は一変するもの。
せっかくお掃除も行き届いてきれいに片づけたお部屋です。お部屋の香りもコーディネートしてみてはいかがでしょうか?
今回はどんなお部屋にも似合う、香りをテーマにした無垢材をもちいた雑貨やインテリアをご紹介します!
香りをデザインするルームフレグランス雑貨
無垢材や木を使った雑貨をご紹介するのにはわけがあります。無垢材を使った雑貨は、すでにできあがっているお部屋の雰囲気をこわさずに、しっくりとなじむように感じられませんか?
昔からそこにあったようなたたずまい、何気なさがキーワードです。
無垢材を使ったアロマディフューザー
アロマディフューザーとは、アロマテラピーの際、アロマオイル(精油)を室内の空気に拡散・散布することに特化した器具のことです。
それまでは主流だったアロマポットですが、思いのほか器具が電球で熱くなったりして、安全上問題視されることが多く、アロマディフューザーの登場によって商品規模は縮小しました。
かく言う私も、乾燥する冬場はアロマポットと加湿器を使って香りを楽しんでいたのですが、アロマディフューザーが販売されるようになってからはすぐにそちらに乗り換えました。
アロマポットは熱くなるので、何となく夏場は使えなかったのです。
アロマ加湿器
アロマディフューザーとアロマ加湿器、どこが違うのでしょうか?
それはもちろん、目的です。アロマディフューザーは香りの拡散がメインで、アロマ加湿器は加湿がメイン。この2つは混同されがちですが、加湿がメインなのにディフューザーを使ってしまうと、なかなか思うように湿度は手に入れられません。
それに器具のお手入れのしかたなどが違うので、何を目的にするかを見極める必要がありますよね。
私が気に入っているものは
乾燥の気になるこの季節、わたしがオススメしたいのは、「生活の木」のアロマ加湿器。
どんなお部屋にもしっくりとなじむ無垢材をつかった温かみのあるデザイン。インテリアとしてもフォルムが何とも美しいのです。超音波式アロマ加湿器なので、木部が焦げたりすることがなくなりましたから、この世界に木を使ったものがいろいろと出始めたのでしょうね。
まだある、木を使ったアロマディフューザー・アロマ加湿器
昨今の技術力で、外装に木を使った電化製品は本当に増えてきました。超音波式のアロマ加湿器やアロマディフューザーでなくても、最近では木材を使ったものが多く世に出るようになりました。
香りをかもす無垢材のインテリアをちょっとのぞいてみましょう。
何とも形がかわいい超音波式アロマディフューザーですね。しずく型、でも何となくゲームのキャラクター”スライム“に似ていませんか?
こんな形もあります。
素材は竹。お茶筒(おちゃづつ)を思い起こさせます。素材もさることながら、形も和の雰囲気にもなじみますね。
もっと香りを濃く深くたのしみたいのなら、こちらのディフューザーはどうでしょう?
こちらのディフューザーもおしゃれですね。こちらは水も熱も使わず、アロマオイルを霧状にして拡散するのです。だから、水を使って超音波で拡散するディフューザーよりもしっかり香りが楽しめるというわけ。
もっとナチュラルに、スティックタイプのアロマディフューザー
電気を使って香りを拡散するタイプをご紹介してきましたが、もっとナチュラルに、お部屋に置いておけるものがあります。それがスティックタイプのアロマディフューザーです。リードディフューザーとも言います。
細長い竹ひご状のリードで香りを拡散させるもの。リードにはラタンを使い、使い切りとなっています。
アロマにスティックをそっと差し込むだけ。リードをつたってアロマがゆっくりとお部屋に漂うのです。
リードだけ別売りにされているので、アロマを自由に選べるのも手軽でいいですね。
本体に木部を使っているリードディフューザーもあります。
天然木を使っているだけで、冷たい素材のガラスに温かみを感じるのは本当に不思議です。
木とガラスの組み合わせが何とも自然なのも不思議。
スティックタイプのアロマディフューザーは、香りも大きく拡散することはありませんが、非常に香りが柔らかなのが特長です。ほのかに薫る、といった感じ。
また、アロマがなくなったら別の香りにする事もできますし、アロマを継ぎ足して香りを持続させるということもできます。
こんなにかわいい!変わり種のアロマディフューザー
このディフューザー、葉っぱの部分からアロマが香ります。無垢材の質によって色が変わるのですが、それをうまく組み合わせてプランツに仕立てました。大きさもテーブルの上にさりげなく置ける大きさです。
なんだか懐かしくなる形と手触り
どんぐりをモチーフにした天然木のアロマディフューザーです。
どんぐりの頭の部分にアロマを染み込ませ、香らせるという仕掛け。
この形、なんとも言えず懐かしくありませんか?ほ乳瓶の形によく似ているのです。手触りも滑らかで、手になじみいいのです。使いこむほどに質感が年とともにかわってくるので、それも楽しい一品ですね。
モバイルという発想
はやりの珪藻土(けいそうど)を使ったハンディタイプのアロマディフューザー。その名もハンディ・アロマ。
珪藻土にアロマを含ませて使います。コンパクトのようにふたを開ければアロマがフワッと広がります。ふたを開けたままお部屋に置いておいてもなんら違和感ありません。ふたをしていても、シンプルな形で無垢材の温かみが重苦しさを感じさせません。
珪藻土は呼吸する土。アロマもその呼吸とともに漂ってくるようです。
まとめ
いかがでしたか?
アロマテラピーやメディカルハーブという言葉があるくらい、匂いも人の生活に大きな作用を及ぼします。気持ちを高めたり、沈めたりする力を持っているのですね。
お部屋は人がくつろぎ、安らげる場所です。インテリアなどで居心地の良い空間を演出するのなら、もう一歩踏み出して、香りで居心地の良さをさらに演出してはどうでしょうか?
人は自分が安心する匂いというものを本能的に知っています。身体がその匂いを要求することもあります。例えばゼラニウムは女性ホルモンが少なくなっている女性に向いている香りであるという事を聞いたことがあります。
季節によって香りを替えるのも良いかもしれません。春はフレッシュグリーンの香り、夏はミントの香りなどと、イメージがあったりしませんか?
お部屋ごとに匂いを変えるのもいいですね。寝室にはよく眠れるように鎮静作用のあるラベンダーなどいかがでしょう?
花言葉からアロマを選ぶ友人がいたことを思い出しました。そんな風に自分独自の香りをコーディネートできるのもルームフレグランスの楽しみです。
無垢材を使ったアロマディフューザーや加湿器には、木のぬくもりとどんな調度品にもなじむ不思議な力があります。さりげなくお部屋のインテリアとしてお気に入りを探してください。